本を読み、映画を観る。

読書記録と映画鑑賞記録、時々コミックとドラマの感想を書き綴っていきます。

結局…、共通の趣味があるって大切ねと感じたこと。

こんばんは、さとありです。

 

いつもはアニメ映画を観ることが多いのですが、

珍しく娘と意見が合致したため観にいったのが「美女と野獣」です。

 

■ストーリー

ディズニーアニメとして有名な話です。

わがままな王様が、魔女の怒りを買って野獣の姿に変えられたことが始まり。

自分のことを本気で愛してくれる人が見つからない限り、人間の姿に戻ることはできない。

しかもその期限は、赤いバラの花びらが全て散ってしまうまで。

 

野獣の姿を見て愛してくれるわけがない。

外見を着飾ることしかしてこなかった、人を外見でしか判断してこなかった野獣は絶望から心まで野獣のようになってしまう。

 

しかし、野獣は内面を見て愛してくれる人を見つけて…。

 

■感想

 

・ベル

村一番のモテ男 ガストン の激しい求婚も無視し続ける ベル。

美人だけどちょっと変わり者のベルは村では少し浮いた存在。

勝気なベルと、ハリーポッターではハーマイオニー役を演じていたエマ・ワトソンのイメージはとにかくぴったり。

美人で知的な印象が合っています。

 

・ガストン

ガストン役の俳優ルーク・エヴァンスがとにかくアニメのガストンに瓜二つ!

ファンならこれだけでも必見ですね。

しかし映画のガストン、かなり悪人すぎる…

私のイメージとしてはガストンは正義感が強くてまっすぐで、普通の女性なら好きになるような男性だと思ったんだけど。

 

・野獣

野獣役のダン・スティーヴンスは、アニメ版よりもかなりイケメン。

実は野獣が王子様に戻ったときに「あれ…?」ってがっかりした人って少なくはないはずです。

でもベルは見た目で選んだわけじゃないですからね。

最後のシーンでも、ベルは彼の瞳だけが何も変わっていないことに気付いて 野獣本人だと認識するのが素敵。

 

・まとめ

私の中ではガストンの印象がとにかく強かった…。

娘と一緒に観たので吹き替えでしたが、全体的に歌が素敵で全く問題ありませんでした。

いやむしろ吹き替えでよかったかもと思うほどです。

ガストンの声優さんの歌声にびびっていたのですが、なんと劇団四季で実際にガストン役を演じたことのある吉原光夫が声優をしています。

なので違和感なく迫力のある歌声だったんですね~と納得しました。

 

主役の山崎育三郎さんも、昆夏美さんもミュージカルでも活躍している俳優さんだけあって本当に素敵でした。

 

そしてストーリーなのですが。

私は別の美女と野獣も観たのですが、こちらのほうがディズニーアニメに忠実に再現されていると思います。

なんだかひとつのアトラクションを楽しんでいるような感じも…。

 

もう少しベルと野獣が恋におちていくシーンを描いて欲しい気もしますが、

なんだか穏やかな感情で少しずつ好きになっていったんでしょうね。

まぁ劇的な恋愛のほうが現実味はないかも知れません。

 

気が強いけれど、まっすぐで、相手が野獣だからといっておびえたりせずに対等に向き合ってくれるベル、

野獣は同じ目線で見つめられる人を見つけた。

なかなかそういう人は見つからないもんですよね。

 

ただ言えることは…結局ガストンが野獣に恋で負けた一番の理由は、

「共通の趣味がなかった」ということですね。

嘘でもいいからベルに合わせて読書でもたしなんでいたら…

「ベルが勧めてくれたあの本面白かったよね♪」な~んて答えることができていたら、

ベルのありのままを受け止めていたら、エンディングは違ったかも知れません。

 

 

 

 

 字幕版も観たいので、買おうかな~。